8 中川処理センターの処理水の有効活用と上部利用について

 

Q
 下水道は、県民が快適で潤いある都市生活を営む上で欠かすことのできない基盤整備であるとともに、公 衆衛生の向上や、河川、水路などの水質改善に大きな効果をもたらしております。  また、下水処理水の活用は、環境面から、水環境、水循環といったキーワードとして、度々新聞等にも取り 上げられており、今後、水のリサイクルの観点から下水道の役割がますます重要になってくるものと思われ ます。  既に県内においては、不老川の浄化対策の一環として下水処理水の活用が行われていると聞き及んでい るところであります。  さて、私の地元三郷市を含めた中川流域下水道区域内における河川や水路では、渇水期に流量が減少 し、水質の悪化が生じている箇所が多く見受けられます。  そこで、いわゆる「水環境」の改善に向けた一手法として、中川処理センターの処理水を有効活用すべきで あると考えておりますが、御所見をお伺いいたします。  また、現在、中川処理センターにおいて覆がい工事が進められておりますが、その上部空間は、都市内の 貴重なオープンスペースとして地域住民が広く利用できるような施設が強く求められているところでありま す。  中川処理センターの上部利用構想がどのようになっているのか、併せてお伺いいたします。 
A 嶋田 和則住宅都市部長  
 下水道は、公共用水域の水質保全や公衆衛生の向上といった本来の役割に 加え、資源の有効活用という面から、近年、下水処理水や処理場上部空間の有効利用が求められておりま す。  お尋ねの中川処理センターの処理水の有効活用についてでございますが、現在、第2大場川の浄化用水 として、暫定的に一日2万立方メートルの処理水を放流しているところでございます。  また、平成10年度から、中川などの一級河川を対象に、河川管理者などと協力して、下水処理水の上流 還元など、良好な水環境の維持・回復を目的とした、荒川・中川流域水環境保全計画の策定を進めていると ころでございます。  今後、その検討結果を踏まえ、下水処理水を有効に活用してまいりたいと存じます。  次に、上部利用についてでございますが、現在、中川処理センターにおきましては、順次、水処理施設の 覆がい工事を実施しており、平成13年度末には6.9ヘクタールが完了する予定となっております。  水処理施設の上部空間は都市内の貴重なオープンスペースでありますことから、その利用につきまして は、平成9年度に策定いたしました彩の国アーバンアクア広場基本計画におきまして、スポーツ施設や多目 的広場などが位置付けられたところでございます。  今後、上部利用につきましては、整備手法や管理主体を含め、引き続き地元三郷市と協議を進めてまいり たいと存じます。